msg-icon-tipsdetails.png

TIPS

なぜ、現代人はうつ病になるのか?

2016/09/26 (Mon)

__

tips_6_1000.gif

多忙な生活、運動不足、過度のストレスがうつ病の原因に

近年、患者数が急増している病気のひとつに、うつ病が挙げられます。
なぜ、現代人はうつ病になるのでしょうか?

うつ病は、「セロトニン」や「ノンアドレナリン」という脳内物質が不足した状態です。
セロトニンは、精神を安定させる作用を持っていますが、太陽の光を浴びていない、日常的に運動をしていないなどの原因で不足しがちになります。不足した状態が続くと、朝起きられない、夜寝付けない、精神のバランスが崩れるなどの症状が出ることもあります。
ノンアドレナリンは、強いストレスや痛みを感じたときに分泌され、集中力を高めたり、ストレスの回避法を見つけたりする働きがあります。ノンアドレナリンが不足する原因のひとつが過度のストレスで、ストレスが溜まり、ノンアドレナリンが不足すると、ストレスに弱くなる、怒りを抑えられなくなる、ちょっとしたことでもすぐに落ち込んでしまうといったことも。

つまりうつ病には、多忙な生活、運動不足、過度のストレスといった現代社会ならでは原因が挙げられるのです。
心の健康のためにも、一度、自分の生活を見直してみるのもいいかもしれませんね。

歩くことでうつ病の原因
セロトニン&ノンアドレナリン不足を解消!

うつ病の原因を紹介しましたが、裏を返せば、規則正しい生活を送り、適度に運動をし、ストレスを上手に発散できていれば予防できるということなのです。その予防策として、おすすめなのが“歩くこと”です。
歩くことは適度な運動になりますし、ストレス発散にも効果的です。また、朝起きたらウォーキングするなど時間を決めて歩けば、規則正しい生活が送れるようになります。
さらに、歩くことでセロトニン、ノンアドレナリンが分泌されることがわかっているのです。現代社会のなかで不足しがちなそれらの脳内物質が分泌されるということからも、歩くことは手軽なうつ病の予防策といえるでしょう。
歩くことは、身体だけでなく、心の健康を支えてくれるもの。
まずは短い時間、距離からでいいので、少しでも多く歩くことから始めましょう。

今回のポイント

__

  • うつ病の原因は、セロトニン、ノンアドレナリン不足
  • 歩くことでセロトニン、ノンアドレナリンが分泌される!
  • 規則正しい生活、適度な運動、ストレス発散もうつ病予防に

監修:長尾和宏
医学博士、医療法人社団裕和会理事長、長尾クリニック院長、日本消化器病学会専門医、日本内科学会認定医、日本在宅医学会専門医。1984年に東京医科大学卒業後、大阪大学第二内科に入局。1995年に長尾クリニックを開業。『病気の9割は歩くだけで治る!』(山と渓谷社)など著書も多数。