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TIPS

脳を活性化させて賢く生きる!

2016/11/15 (Tue)

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歩けば脳に届く酸素量が増え、活性化につながる!

身体の健康を意識することは多いと思いますが、脳の活性化を意識したことはありますか?
脳の衰えを緩やかにするためは、脳に酸素をしっかり届けること、そして、手足を動かすことで脳を刺激する、つまり、直接的に脳を使うことによって脳を活性化することが大切です。

まず酸素ですが、1分間に身体に摂り入れることができる最大の酸素の量は、胸郭が大きいほど多くなり、一般的には20歳ごろがピークで、その後は加齢とともに下降していくといわれています。 ですが、有酸素運動をすれば、最大酸素摂取量を増やすことができるため、脳に行き届く酸素の量が増え、脳の衰えを緩やかにすることができます。
脳に酸素を届けるのは血液です。ですから、血流がよくなければいけないのですが、血流を促すには筋肉が必要です。特に「第二の心臓」ともいわれるふくらはぎの筋肉は、収縮することでポンプのような役割をして、血液の循環を良くしてくれます。

歩くことは有酸素運動になりますし、ふくらはぎの筋肉の強化にもつながります。つまり、脳の活性化のためには、歩くことも大切な要素のひとつと言えるのではないでしょうか。

手足を動かすことで、 脳の神経ネットワークが発達する

もうひとつの脳の活性化は、手足を動かして脳を直接使うことです。
手足を使うと脳内の神経細胞が刺激され、神経細胞から「シナプス」と呼ばれるつなぎ目が伸びて、別の神経細胞につながり、新しい回路がつくられ、脳が活性化されます。
産まれたての赤ちゃんは神経細胞の数はとても豊富なのですが、ネットワークは発達していません。成長の過程で外からいろいろな刺激を受け、神経管の回路=シナプスが張り巡らされていき、ある程度の年齢をピークにこのネットワークは壊れていってしまいます。ですが、このネットワークは再生することができます。歩くことで手足を使えば、神経細胞が刺激され、神経ネットワークがまたつながっていくのです。

脳の活性化は、記憶力や頭の回転の速さなどを保つことにもなります。しっかり歩いて脳を活性化させ、身体も脳も健康になりましょう!

 

今回のポイント

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  • 脳を活性化させるには酸素と手足の動きが大切
  • 歩くことで最大酸素摂取量を増やすことができる
  • 歩いて手足を動かせば脳の神経ネットワークが発達

監修:長尾和宏
医学博士、医療法人社団裕和会理事長、長尾クリニック院長、日本消化器病学会専門医、日本内科学会認定医、日本在宅医学会専門医。1984年に東京医科大学卒業後、大阪大学第二内科に入局。1995年に長尾クリニックを開業。『病気の9割は歩くだけで治る!』(山と渓谷社)など著書も多数。